保育に「茶の湯」を取り入ている園

A保育園(東京都)

私たちの保育園では、園児が泥んこになって外で遊び、自然と直接触れ合うことを大切にしています。その一方で、茶道に取り組むことは、自然への感謝や心を落ち着ける時間を持つことの大切さを学ぶ機会となります。泥遊びや外活動では、全身で自然を感じ、思い切り体を動かします。一方、茶道では自然素材の茶道具に触れ、静かにお茶を点て、味わうことで、違ったかたちで自然と向き合うことができます。泥んこ遊びで得た土の感触や水の流れの心地よさと、茶碗の手触りや 湯気の立つ静かな時間は、相反するようでて、どちらも「自然を感じる」体験です。 また、茶道には「道具を大切に扱う」「相手を思いやる」という心が込められています。
日頃、自由にのびのびと遊んでいる子どもたちにとって、少しの間、姿勢を正し、茶を点てる時間は、自然や道具、人との関わりを見つめ直す貴重な機会となります。外遊びと茶道、両方の体験を通して、自然を深く味わい、心の豊かさを育んでいきたいと考えています。

B保育園(東京都)

当園では、茶の湯を 2010 年より取り入れております。”茶道”というと、敷居が高く感じられるものですが、”茶の湯”は、子ども達にとっても職員にとっても、より身近な”茶”の時間となっています。
“動”が中心の子ども達にとって、”静寂の時間”は、茶の湯でしか味わえない体験となります。 また自分の動きを見つめ直す機会となる”所作”も日常で意識することは少ないでしょう。
“静” “所作”日常にはない学びと体験が、茶の湯にはあります。

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